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リペアその6/フレットですね。

ひさしぶりのSGですね。
さ、今回はフレット。
実は、フレット用のネック調整ジグを作ろうと思っているのですが
今回は間に合いませんでした。
そ、あのStewmacのネックジグです。
必要なんですよ・・・こういった古いギターのリペアには・・・。
以前は「もう、買っちゃおうかなあ〜・・・」なんて考えたこともありましたが
やはり値段が値段なので・・・
で、いろいろ調べた結果・・・あ、こりゃ作れるな、と
結論に至りました。
また、完成したときは、お知らせしますので・・・・




弦を張ってきちんとチューニングされたネックと
弦をはずした「素」の状態のネック。
同じか?と問われれば・・・・
テンションの掛かり方が、まったく!違いますね。
特に今回のような使い込まれた(いわゆる古い)ギターでは、
完璧に真っ平らな状態のネック(指板)・・・は、100%あり得ないと言えるでしょう。
必ずなにがしら歪んでいるモノです。
こうした反り・歪みなどは
もちろん熱などにより矯正は可能ですが
それも、いずれか元に戻ってしまいます。(または、違う反りが出現・・・も、ままあります)
と、言うことは・・・・
現状のネックの状態(つまり弦を張った状態のこと)を出して、
その状態で、きちんとネックの水平面を作る必要があるワケなんですね。
ま、コレは「リペアの常識」でもあります。
・・・などと言いつつ・・・・
今回は、そうした「常識」に目をつむり仕上げることにしちゃいました。
なんだ!エラソーな事、言ってる割には・・・と怒られそーですが。
(ま、このSGのネック反りが、比較的軽度の症状だったので・・・という注釈付で)


約2ヶ月以上ほおっておいたSGのネック・・・。
あまり、長い間放っておくとマスキングテープが
異常にくっついて、剥がすときに悲惨な状態になる・・・
と言うことはすでに経験済みですので
さすがに心配になってマスキングを剥がすことを
決意しました。

ほらあ・・・・案の定・・・・
指板のフレット溝のエッジ部分がマスキングに
張り付いて・・・・・

ま、そろ〜り・・とマスキングをはずしながら
剥離した部分は、その都度瞬間接着剤で固定して・・・
という作業をしながら、なんとかマスキング剥離も完了。
そのあと、指板の水平面を確認し、
剥がれた破片などもペーパーで落ち着かせ・・・
(上の写真からこの写真まで、丸3日が経過)

いよいよフレットを打ち込んでいきます。

ボディのクリア吹きは、すでに6回ほど行っていますが
そろそろ最終の仕上げクリア吹きになってきましたので
さすがに、今のウチにフレットを打っておかないと
ボディ表面に、いろんなキズが出来てしまうので・・・・

ま、いつもの風景ですね。

ベンディングニッパーで曲げのクセをつけて・・・・

1本のフレットワイア、12アールの指板に対して
このくらい曲げなくてはいけません。
もちろんこの曲り方は、指板上の12Rよりも
きつい曲率ですが・・・
ま、フレットを打ち込むときは。このくらいの
曲げくらいでちょうどいいくらいです。

はい、一応、各フレットの長さに合わせて切り出した所。
いつものことですけど、このように何フレットか・・
が、分かるように数字を書いた穴ぼこに切り出したフレットワイアを
さしておきましょう。
こうしておけば、フレットの長さを間違うことはありませんからね。

フレット溝の掃除・・・とか
ボディに変なダメージを与えないように
このような、少し厚手のフィルムをボディに貼っておきます。

こんな感じですね。
コレで、心おきなくフレットの掃除をすることが出来ます。

はい、コレはレザーソーですね。
2.5mmの深さにするため、3mmの位置に
マスキングテープを貼っておきます。
フレット溝を着るとき。マスキングテープが
指板表面に触らないように気をつけながら・・・

溝を切った後は、ま、お約束の指板表面を
キレイにしておきましょう。
コレは400番のペーパーで磨いているところですね。

指板の表面処理が完成。
さ、いよいよフレット打ちです。

おっと、その前に・・・・
またまたレモンオイル登場。
なんせ、巷のおじさん達と同じように
かなり枯れたネックなので、いつにもまして
頻繁にレモンオイルで、油分を与えておきます。
(写真ではテカテカですが、見たほどは塗り込んでいません、
 ま、少量でも伸びるんですね、レモンオイルは・・・)

じゃ、フレット打ち開始!

ネックの下に敷いてあるのは砂袋。
砂袋はネックの形状に変化しますので
なかなか具合がいいですよ、

打ち込み完了。
打ち込み開始から5分・・・。
ま、こんなもんですよ・・・フレット打ちの時間なんて。
誰でも、ちょっと慣れれば、全然難しくありませんよ。

さ、フレットの飛び出している端をカットしていきましょうか。
このようにフツーのニッパーで、ガンガンカットしていきます。
あ、もちろん飛び散るフレット端は、十分注意して
拾って下さいね・・。危ないから・・・。
ハイ、カット終了。
ま、コレも5分仕事。
このようなフレット端・・・・
小さな子供やペットの犬なんかが飲み込んだら、モー大変です。
十分に注意して、拾ってくださいね。(ホント、完璧に)
昔(もちろん何十年も前のことですが)・・・、
私の先輩の子供(当時1歳くらい)がハイハイしてる時に、
床に落ちているタバコを食べてしまい・・・
えらいことになりました。
大人は、そうした床に落ちているモノはほとんど気になりませんが
(目線が違うので・・・)
ハイハイする子供の目線で見れば、
まさしく「目の前に出現する」タバコなんですね・・・。
ま、その後は、救急車、子供の胃洗浄・・・
結局、大事には至らなかったのが不幸中の幸い。
その事件の後、先輩はすっぱりタバコを止めてしまいました・・・・
えーと、何だっけ・・・・
あ、そうそうフレットの続きですね。
で、カットしたフレット端部分を
このような角度の付いたヤスリでキレイに仕上げていきます。
その後、前のヤスリで削り切れなかった
フレットの微妙な出っ張りも、このような金工用の
平ヤスリできれいにならしておきます。
あ、この作業は、ダイヤモンドヤスリでもいいですね。
はい、フレット端部分のアップ写真
こんな感じになるわけですね。
さ、次はフレットの最終調整ですね。





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